ZIPANGUStage稽古場日記
ZIPANGUStage稽古場日記
2008.4.23作成 ジパングステージ vol.31公演「リメイク」の稽古場日記 毎回役者が稽古場の様子をお伝えします
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どうも、劇団員のはなたろうです。稽古場日記が再開されたようです。
本日の担当ははなたろうです。よろしくお願いします。
今公演は劇団創設15周年記念公演と題しまして二本立てです。
酒場シリーズ『ラッキーガイ』『酒場でダバダ』の二作品を上演します。
両作品とも「ラッキー・ガイ」という名の酒場に集う人々の、全く異なる二つ物語となっております。
さて、今回の舞台はbarなのですが……僕はあまりお酒を飲む方ではありません。
飲み会では専ら甘くて美味しいカシスオレンジを飲んでいます。
とはいえ、僕もなんだかんだで22歳になってしまったので、色々なところで自分より年下の人達と
飲む機会が増えてきました。そのような時、迂闊にカシスオレンジなどを注文しようものなら、
またたく間に後輩たちに甘く見られてしまうので、最近ではうんと背伸びをしてジントニックを飲むよ
うに努めています。
以前、このような話を聞いたことがあります。初めてのデートで飲みにいった際、最初の一杯目で何を頼むのか
によって男の価値が決まる、みたいな話でした。
理由はなんだったか忘れましたが、ジントニックを頼むのが、イイ男らしいのです。
だから僕はジントニックに頼むことにしました。これで女子たちはみんな、はなたろうに羨望の
眼差しを差し向けること請け合いなのです。
ところで、役者さんには酒好きがたくさんいます。ジパングステージでは稽古後、
ほぼ毎回飲み会が開催されます。僕もよく参加しているのですが、あまり強くないもので1、2杯飲んでは
お冷やを飲んだりしています。でも僕は酒好きの人に憧れています。「俺……酒好きだよ」って
言いたい。なんかカッコいい。僕もお酒が好きになりたいのです。真夜中に酒が飲みたくなり、
隣り町のコンビニまで自転車を走らせる劇団員キム木村先輩のような人に尊敬の念を覚えます。
やはり、いい役者なるためには様々な経験を積まなければなりません。
いい役者は決して他言できないようなお酒の失敗を一つや二つ抱えてないといけないのです、たぶん。
僕もいい役者になりたいので、お酒の失敗くらい経験しておかなければなりません。とはいえ、
僕ももう22歳です。あと5年もすれば若気の至り、では済まされなくなる年齢でしょう。
失敗をするなら今しかありません。気が付いたら、閉店後の中華料理屋の店先で段ボールを枕に
眠っていたり、目が覚めたら自室のベッドに見知らぬ女性が寝ていたり、身に覚えのない謎の18cmの
傷を腕に負っていたりをしなければならないのです、今のうちに。いい役者になるということは大変
険しい道を通らなければなりません。このような辛い経験をたくさん積まなければれば
ならないのです、たぶん。上述のような不祥事を頻発させている劇団員キム木村先輩のような立派な
役者に僕はなりたい。
気が付いたらまるで稽古場日記になっていませんでした。
熱気溢れる稽古場の様子は次回の役者さんが伝えてくれるばすなので、何卒ご容赦下さい。
それでは色々とご期待下さい。
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